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【体験談】とても良い経験ができた?フィンランドに1年間留学していたお話-平日、休日スケジュールも公開

【体験談】とても良い経験ができた?高校生活でフィンランドに1年間留学していたお話

 

「留学どこに行こうかなー?」

もし、留学先をどこの国にしようか迷っているのであれば、北欧のフィンランドをおすすめします!私は、高校1年生の夏から高校2年生の夏までの約1年間、フィンランドに交換留学していました。今回は、私の留学生活の全貌と体験談を紹介していきます。

記事の信頼性
  • 大学生ブロガー
    (関西学院大学国際学部1回生)
  • ブログ歴1年目
  • 中、高で生徒会長
  • フィンランドに1年留学
  • スタバ店員、家庭教師、テニスコーチ




サンタクロースが住むフィンランドってどんな国

北ヨーロッパのバルト海沿岸に位置するフィンランド。人口密度の比較的低い国で、およそ550万人の人々が主にフィンランド南−中央部に居住しています。

大自然に囲まれている

フィンランドは、湖がたくさんあるため水が豊かな国で有名です。
国連が122カ国でおこなった水質調査で、フィンランドは第一位に輝きました。フィンランドはまた、ヨーロッパ随一の森の豊かな国でもあります。国の陸地部分の86%を森が占め、国民一人当たり4.5ヘクタール(4万5千㎡)の森が割り当てられる計算になります。

四季がある

また、フィンランドにははっきりとした四季があります。冬は寒く暗く、夏は太陽が明るく輝き、春には自然が眠りから一気に目覚め、秋は長い冬への支度の季節。特にフィンランド北部のラップランドでは冬、全く太陽を垣間みることの出来ない「カーモス」と呼ばれる期間が長くあるかわりに、夏になると「白夜」と呼ばれる何週間も太陽の沈まない期間があり、その季節のコントラストは特徴的です。私も実際に夏と冬を体験しましたが、極端な日照時間に始めは、違和感しかありませんでしたが、時が経つと自然に慣れてくるものです。夏はまた、ミツバチたちが一年分のはちみつを大急ぎでせっせと集める季節でもあります。北の夏は短いため、ミツバチたちは無駄なく必要な成分だけを効率的に集めようとします。
夏にしっかり働き、長い冬には巣で休むハチたち。 実はフィンランドは、はちみつがとれる最北の地なのです。短く、自然の実りが凝縮された夏は、多様な野生の森の花々を咲かせ、凝縮された特別な蜜を作業効率の良いミツバチが集める。こうしてフィンランドのはちみつには特有の濃いこってりとした甘みとコクが生まれるのです。

留学中の1日スケジュール

それでは、平日のスケジュールからみていきましょう!

6:30 起床

平日は、学校があるので毎日6:30に起きていました。めっちゃ早い!って思うかもしれません。夏場は、そこまで苦ではないですが、冬場は太陽が9:00でも登らないので苦痛でベッドから出たくなくなります。

6:30に起きてから、学校の支度をして朝ごはんを食べていました。支度といっても、パソコンがあればほとんどの科目は十分なので、10秒あれば終わります!(充電は忘れずに!)朝ごはんは、なんの味もないオートミールでした。筋トレをしていたので健康的な食事ではありましたが、野菜を食べなかったことに少し後悔しています(笑)

7:30 バス出発

基本、時間通りにくることはありません。氷点下20°のときは、本当に苦痛です。バスに乗ってしまえば快適ですが。寝癖なおしにシャワーを浴び、生乾きのまま外に出ると一瞬で凍ってしまうほど寒いです。学校まで1時間30分かかるのですが、コンセントが完備され、Wi-Fiもあるのでその日にしなければならない宿題もギリギリまですることができます!

学校に到着してからは、食堂で友達と話したり、卓球をしたり時間を潰していました。

8:30 授業開始

これは、学期によります。フィンランドでは4つの学期に分かれています。1番早い時間で8:30からで、1番遅い時だと11:00からスタートでした。自分で好きな科目を選択することができるので大学のような感じですね!

授業は、1コマ75分と長いです。体育の時間は75分あると嬉しいですが!先ほども述べたように、私の学校は4つに分かれており、その度に授業が変わるので1コマ75分と長いですがそこまでしんどいとは思いませんでした!

フィンランドの学校は、宿題が少ないので嬉しいですが、復習をしっかりしておかないとついていけなくなるので苦労しました。特に、英語はテストが難しくて危うく単位を落とすところでした。

12:00頃 昼食

フィンランドの学校は、無料で給食が食べられます。基本的には、野菜とパンとじゃがいもとメインがあるといった感じで、メインは大体リピートされます。個人的には、味もおいしくて、自分の好きな分だけ科目を選択できるので大好きです!日本の高校も給食を導入してほしいです!

夕方になるとお腹が空くので、食堂の方に給食の残りを少しいただいていました!

16:00 放課後

放課後は、日によってばらつきがありますが、基本的には家に帰ってその日習ったことを復習し、ホスト兄弟と映画をみたりゲームをしていました。別の日には、友達とご飯を食べたりしていました!私が住んでいた街は田舎だったのでご飯を食べることしかできませんが、その点たくさん会話ができるので言語の勉強になります。

留学中の休日スケジュール

9:00 起床

休日は、毎日9:00に起きていました。前日に夜更かしをしてしまうとこれよりも遅く起きることがよくあります。

休日は、ホストマザーの仕事がないので朝ごはんを作ってくれました。平日は、なんの味もないオートミールを食べていましたが、休日の朝ごはんは、オートミールにプラスで目玉焼きやソーセージが出てきました。

10:00 ダラダラ過ごす

平日は、その日の復習や予習、英語の勉強などをしていますが、休日は絶対に勉強をしないと決めていました。なぜなら、海外では家族との時間を大切にするからです。なので、朝食後は、リビングで今日何するか決めたり、基本的にはダラダラしています。

11:30 ショッピングをする

もちろん、その週によって異なりますが、だいたい家族で買い物に出かけます。私が住んでいた近くに大きなショッピングモールがあるのでそこに行きがちです。

IKEAが入っているので、午前中の間にそこで必要なものを買ったり、こんな部屋に住みたいなどたわいもない会話をして楽しんでいました。

13:30 昼食

そのまま、IKEAの中に入っているレストランで食べます。日本のIKEAにもレストランは併設していますよね!僕のおすすめは、ミートボールの定食です!なんといってもリーゾナブル!!みなさんは、どのメニューが好きですか?

15:00 おばあちゃんの家に行く

休日は、必ず行っていました!初めてホストおばあちゃんに会う時はとても緊張して、フィンランド語がほとんど話せなかった僕は、どうやってコミュニケーションをとろうか不安でしたが、おばあちゃんはいつも笑顔で接してくれました。僕が頑張ってフィンランド語で話している時も嫌な顔ひとつせず聞いてくれて本当に嬉しかったです。

クリスマスには、ホストファミリーにしかもっていない手編みの靴下をくれました。「Kotaも私たちの家族の一員なんだから。」といってくれた時は嬉しすぎて泣いてしまいした。

普段、おばあちゃんの家に行くと必ずシナモンロールが用意されていて、これは僕の大好物の一つです!

18:00  夕食

帰ってきてから、ホストマザーが急いで夕食の支度をしてくれます。その間、ホストファザー、シスター、ブラザーと僕はテレビを見たりカードゲームをしています。

夕食は、マカロニラーティッコといってグラタンのようなものをよく食べました。

夕食後は、家族と映画をみたりゆっくりした時間を過ごします。そのあとは、お待ちかねのサウナ!ホストファザーとブラザーと一緒に入っていました。サウナで飲むコーラは本当に最高でした!

22:00 就寝

サウナを上がった後は、自分の時間に費やします。YouTubeやNetflixをみたり、本を読んだりしていました。そして、いつの間にか22:00になっています。次の日が学校なのでその準備をしてから寝ます!

これが基本的な休日の過ごし方です!

【体験談】私がフィンランド留学に至った経緯

私が留学を決めたのは、中学3年生のことでした。それまでの私は、留学する気など一切なく、「このままの生活をあと3年間続けて大学に行ければいいや。」と考えていました。当時、中学生だった私は、級長などを経験し、中学3年生のときは生徒会長を務めていて、割と真面目な方でした。結構、このレッテルだけ見ると、十分に充実してるんじゃないかと思う人もいると思いますが、自分自身、正直にいうと退屈でした。朝起きて、学校に行って、授業を受けて、部活して、帰宅してからはなにか作業をして寝るという形式化された生活で、少しずつこのままでいいのかなと疑問を持ち始めました。

しかし、どうやったら普段の生活から抜け出せるのかがわからないままで悩んでいました。そんな時に両親から校内で行われる留学説明会の参加を勧められました。冒頭でも述べたように、留学をすることなど考えていませんでした。部活の時間を割いてまで出席するのだから何か少しでも今後につながるヒントにしたいという思いで参加しました。すると、さまざまな国への留学に興味を持ち、もしかしたら今までの決まりきった生活から抜け出せると確信し、その日からひたすら英語の勉強を始めました。

1年の留学を終えて人生が180°変わった

見出しにもある通り、1年間の留学で自分の人生が180°ひっくり返りました。日本の学校は、テストでいい点数をとっていい大学に進学して、医者や商社マン、外資系金融に就職するということが評価されますよね。いわゆる、「勝ち組」です。しかし、フィンランドの学生は、自分が本当にしたいことをするためにその分野の専門学校に通っているのです。ここで言いたいのは、「社会の目」を気にしないということです。日本でいう勝ち組は、医者や商社マンなどを指しますが、それはあくまで社会的に評価されているからです。私自身も、留学に行く前は、商社マンになってそれなりのお金を稼げたらいいなと浅はかな考えしか持っていませんでした。留学を経験してからは、本当に自分がしたいことをひたすら考えています。正直、今も自分がしたいことを見つけられていませんが、BlogやInstagram, YouTubeなど新しいことに挑戦しています。

「あなたは、なぜ勉強しているのですか?」

みなさんも、本当にしたいことを見つけてみてください。

 

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