デイトレード日記

「徹底解説」結局、リーダーシップの本質ってなに?

リーダーシップってなんでしょうか?

ビジネス・政治・教育・軍事など様々な分野で研究されていますが、未だに明確な答えは確立していません。

現在、本屋さんではリーダーシップに関する書籍が溢れかえっていますが、どの本も読み終えた後「結局、リーダーシップの本質ってなんなん?」と現実の裏返しになることが多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、自分の級長、生徒会長や留学経験を踏まえて解説していきます。

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今、リーダー的存在である方、もしくはリーダー的存在を目指しているという方はぜひ最後まで読んでいただきたいと思います。


目次

  • リーダーシップの定義4選
  • 天性のもの?「特性理論」とは?
  • 育成可能?「行動理論」とは?
  • まとめ

リーダーシップの定義4例

まず、リーダーの定義についてみていきましょう!

リーダーシップの定義-1:デジタル大辞泉によるリーダーシップの定義

指導者としての地位・任務。指導権。

リーダーシップの定義-2:クラセヴィッツによるリーダーシップの定義

「知性と情熱を兼ねる高度な精神」

「危険を顧みず自身の行動に責任を負う勇気」

「不確実な事態における洞察力」

「洞察に基づく具体的な行動する決断力」

リーダーシップの定義-3:孫子によるリーダーシップの定義

智:知識や教養があること

信:約束を守り信頼されること

仁:メンバーを思いやること

勇:勇気と覚悟があること

厳:規律や厳しさを持つこと

リーダーシップの定義-4:ドラッカーによるリーダーシップの定義

組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に確立すること。

特性理論とは?

特性理論とは、リーダーの素質や才能に着目し「リーダーシップとは、天性の資質、タレントである」と考えるリーダーシップ論です。

いわゆる「カリスマリーダー」のイメージであり、1940年代頃までは、リーダーシップ論の主流だった理論でもあります。

特性理論による「リーダーシップに必要な要素」

  • 知識や思考能力、創造性などの「知性の高さ」
  • 判断力、達成志向、根気などの「行動力」
  • メンバーから信頼される「信頼感」

しかし、学問的には「カリスマリーダー」に象徴される「特性理論」は下火になっています。

なぜならその後の研究により、必ずしも上記の「リーダーシップの要素」に当てはまらなくても高い成果をあげるリーダーが続々と現れたからです。結果、資質面では普遍的な特性が発見するには至らず、現在に至っています。

考えてみれば当たり前のことですが、上記のリーダーシップ要素のうち、その多くは後天的に身につくものです。また「周りの環境」や「対象となる業務」などによって、取るべきリーダーシップは変わってきますよね。

行動理論

行動理論は「リーダーシップとは、資質ではなく行動である」と捉え「優れたリーダーシップを発揮する人はどのような行動パターンを取るのか?」を研究した理論です。

行動理論の一つであるPM理論では、リーダーシップ能力を、

  • 目標を達成する力:Performance
  • チームをまとめ上げる力:Maintenance

四象限に分け、以下の図のようなフレームワークに分類しました。

行動理論はリーダーシップの「行動」に着目したことにより「リーダーシップは、誰もが能力として育成できるもの」へと変化し、現在では多くのリーダーシップ研修の理論的根拠になっています。しかし、現実にはリーダーを取り巻く環境の違いによって、取るべきリーダーシップは変わってくるはずです。行動理論はあくまで「リーダー中心」に考える理論であり「リーダーを取り巻く環境との関係性」が考慮されていないと言えます。

条件適合理論

条件適合理論とは「あらゆる状況に適用可能な普遍的なリーダーシップなど存在しない」という前提に立ち、リーダーシップを「リーダーを取り巻く環境との関係性」で明らかにしようとした理論です。

  • 指示型リーダーシップ:メンバーに対する期待や課題達成の方法、作業内容やスケジュールを具体的に指示する
  • 支援型リーダーシップ:互いの信頼関係をベースに、メンバーの感情に配慮しアイデアを尊重するなど、気遣いを示す
  • 参加型リーダーシップ:意思決定をする前にメンバーに相談し、メンバーからの提案や解決策を活かす
  • 達成志向型リーダーシップ:高い目標を設定し、メンバーに全力を尽くすよう求める

「サーバントリーダーシップ」

サーバントとは「奉仕者」という意味であり、リーダーの役割を「現場を活かし、支援する役割」として位置付けます、例えば、

  • 現場の意見を傾聴し
  • 気づきを与える問いかけをし
  • メンバーの誰もが関心やアイデアを伝え合える場を創る

など、これまでの皆をグイグイ率いるようなカリスマリーダーとは「まるで正反対」なのが特徴です。

しかし、この「支援型のリーダーシップ」が適切に発揮されると、組織が自律的になり、メンバーが自分の判断で動くようになり、組織全体としての競争力が高まっていきます。昨今のコーチングやファシリテーションも、この流れと一致しています。

しかし、支援型のリーダーシップはやり方を間違えれば「全て現場にお任せ」となり、組織の方向感が定まらず、単なるカオスしか生まれません。そこでもう一つのリーダーシップとして重要なのが「オーセンティックリーダーシップ」です。

オーセンティックリーダーシップとは、「信念や価値観、倫理観に裏打ちされたリーダーシップ」です。オーセンティックリーダーシップの特徴は、リーダーが権力や物欲への執着から動くのでなく、人々が望む素晴らしい目標や社会を実現するためにリーダーシップを発揮することです。高い倫理観や精神性によって人々から信頼を得るリーダーシップともいえるでしょう。

近年は、SDGsやESG投資、あるいはCSV経営やパーパスブランディングなど、企業の利益と社会の変革を一致させようとする機運が高まっています。よって「社会をより良い場所に変える」ことを通してチームメンバー全員が共有できる価値観を掲げ、現場に権限を委譲し、オーセンティックなリーダーシップを発揮できれば「柔軟で」「迅速で」「方向感が定まった」組織運営が可能になるのではないでしょうか?

まとめ

うーん、正直、リーダーシップはこれだ!とまだ説明しにくいですよね。この記事の内容が本当に正しいかもわからないので鵜呑みにすることはおすすめしません!私が、生徒会長などリーダー的存在を務める上で思ったことは経験挑戦です。これに尽きます。いきなり、大勢をまとめるようなリーダーになる必要はありません。初めは、クラスの委員などを務めるところから少しずつ規模を大きくしていくのがいいかもしれません。この記事に関して質問、受け付けます!

 

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